第27回脳神経科学セミナーin長野 盛況に終了しました。

第27回脳神経科学セミナーin長野 盛況に終了しました。

長野冬季オリンピック選手村跡地にある学校法人四徳学園 長野保健医療大学の講堂で行われた第27回脳神経科学セミナーin長野は、4月6日に盛況の上に終了いたしました。

開会の辞、イントロダクションは、運動神経科学研究会発起人、日本大学スポーツ科学研究科スポーツ科学専攻の小松泰喜教授より、「神経科学とスポーツ・リハビリテーション」で始まりました。

教育レクチャーは、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻の中澤公孝教授より、「ニューロリハビリテーションモデルとしてのパラアスリートの脳」についてご講演いただきました。

・・・・・中澤教授のパラアスリートを中心とした脳の再構築の講演・・・・・

午後の部が始まる前には、協賛企業である「タック株式会社」よりリハビリテーションにおける事務作業を効率するためのツール「タックリハビリテーション支援システム」についてご案内をいただきました。

午後の部は、公益社団法人 身体教育医学研究所の岡田真平所長の司会により、セミナー1として東京大学大学院教育学研究科身体教育学講座・スポーツ先端科学連携研究機構・機構長の野崎大地教授より「冗長性のある身体の制御と学習機構」についてご講演いただきました。

・・・・・野崎教授の運動制御等に関する運動の基礎・基盤の解説・・・・

セミナー2は、富山大学附属病院リハビリテーション療法士長の石黒幸治先生より「神経科学から捉えるパーキンソン病のリハビリテーション」についてご講演いただきました。

・・・・・石黒先生によるパーキンソン病の臨床理学療法最前線について・・・・

最後のセミナーは、信州大学医学部保健学科理学療法学専攻の木村貞治教授より、「認知運動戦略を用いたパーキンソン病患者の運動指導」についてご講演いただきました。

・・・・・木村教授からのパーキンソン病に対する認知認知運動戦略についての講演・・・・

各セミナー終了時には参加者からは実際の実務における問題や悩みを踏まえた質問が活発に行われ、講演いただいた諸先生方から適切なアドバイスなどがありました。

オンラインを含む50名ほどを迎え、療法士を中心に、健康運動指導士など多職種にわたる参加者であった。とくに臨床医学において解決の糸口に難儀する運動障害としてパーキンソン病やパーキンソニズムにも目を向け、身体への制御や動作に対する影響や臨床的な新たな観点を省察し、基礎理学・作業療法学の先進的研究活動の推進につながる臨床思考過程を取り上げました。

競技スポーツ・パラスポーツあるいは健康スポーツを含めたヒトの動作・制御は脳の可塑性にどのような影響があるか、その脳部位や神経原理を知り、医療技術の進歩につながる心地よいサードプレイスが提供でき、有意義な時間となりました。

次回は、9月14日(日)に日本大学三軒茶屋キャンパスにて「第28回脳神経科学セミナーinTOKYO」として開催予定です。詳細は研究会のホームページでご案内いたしますのでご期待ください。